現場紹介

 

姫川大橋耐震補強外工事

姫川大橋耐震補強外工事
 
(高田河川国道事務所 工事安全対策協議会 技術研究発表会奨励賞)
【工事名】姫川大橋耐震補強外工事
【工事場所】新潟県糸魚川市糸魚川国道維持出張所管内
【工期】平成29年3月7日~平成30年1月12日
【発注者】北陸地方整備局 高田河川国道事務所
 
 
 
※受賞論文をご紹介します。↓
   
鉛・低濃度PCB含有塗膜の素地調整について
1.はじめに
本工事は、国道8号にある橋梁3橋(姫川大橋、風波橋、鬼道橋)の耐震補強及び補修工事である。
その内、風波橋では塗装の全面塗替え(Rc-1系)が予定されていたが、旧塗膜の成分分析を行ったところ鉛及び*ポリ塩化ビフェニル(以後、PCB)の含有が確認されたため対策が必要となった
 
*ポリ塩化ビフェニル(PCB)とは
 ・電気機器用の絶縁油、各種工業における加熱・冷却用の熱媒体、感圧複写紙等に利用
 ・昭和47年以前の塩ゴム系塗料にも微量に混入(塗料の安定性、耐久性、防食性を増すため)
  ➡体内に残ると発がん性、皮膚・内臓障害などを引き起こすことがわかり、1975年(昭和50年)に製造が禁止
   2001年ストックホルム条約にて2028年までにPCBの全廃が決定(日本では2027年までに処理を完了)
 
2.概要・課題
風波橋塗替塗装と足場の当初設計及び旧塗膜の成分分析結果(図1)を以下に示す。
 
<当初設計>
◆橋梁塗装工(Rc-1系)                   
 清掃・水洗い 860m2
 素地調整 1種ケレン(ブラスト処理)  860m2
 下塗(有機ジンクリッジペイント) 860m2
 下塗(弱溶剤形変性エポキシ樹脂塗料2層) 860m2
 中塗(弱溶剤形ふっ素樹脂塗料用) 860m2
 上塗(弱溶剤形ふっ素樹脂塗料) 860m2
◆橋梁足場工
 塗装足場(プレートガーダ)主体足場+朝顔 420m2

◆橋梁防護工

 シート張防護 420m2

   図1 成分分析結果(含有量)

 

図1の成分分析結果から鉛及びPCBが多量に含有していることが解る。Rc-1系塗替塗装ではブラストによる素地調整を行うため、塗膜の飛散や雨水の侵入防止等、近隣環境へ配慮が必要となるが、設計で計上されている塗装足場(図2)は、飛散対策を必要としない動力工具処理工事(素地調整2種~4種)を想定しているため、大幅な変更が必要となった。  

 
 
図2 塗装足場参考図及び参考写真
   
また、鉛等有害物質を含む塗膜の素地調整は、平成26年5月30日通達「鉛等有害物質を含有する塗料の剥離やかき落とし作業における労働者の健康障害防止について」(以下、鉛通達)において、近隣環境への配慮のため隔離措置された作業場等で作業を行う場合に以下の措置を行うこととしている。
 ①湿式による作業の実施。困難な場合は、湿式と同程度の粉塵濃度まで低減させる対策の実施。
 ②作業場に作業空間に応じた排気量を有する適切な集塵装置の設置。排気口は外部に設ける。
 ③作業場から粉塵を外部へ持ち出さないよう洗身や作業衣等の洗浄の徹底。
 ④作業場への関係者以外立入禁止措置の実施。作業場では電動ファン付呼吸用保護具や送気マスクの着用。
  保護具のフィルターの適切な交換の管理。
 ⑤呼吸用保護具は、作業場から離れる都度、粉塵を十分拭い、汚染されていない場所へ保管。
 ⑥作業場の粉塵を運搬又は貯蔵するときは、粉塵が発散するおそれがないよう堅固な容器の使用または確実な包装の実施。
  その保管は一定の場所を定めておくこと。

これらを満足するために対策を検討する必要があった。

 

3.対策

鉛等有害物質を含む塗膜の素地調整を行うために以下の変更協議を行った。内容を以下に示す。

〇足場の変更→(目的)近隣環境への配慮のため隔離された作業場とするため

・現設計の塗装足場は飛散対策を必要としない動力工具による素地調整を対象としているため、エアブラスト工法による素地調整を対象とした吊り足場TYPEA3(図3)に変更する必要がある。

 

・粉塵飛散防止を目的としたブラスト用養生設備工(図4)を追加。養生設備は側面の板張防護及び側面・床面のシート張り防護で、養生シートはブラストにて足場設備等を損傷させるのを防止するために実施しブラスト完了後、廃棄処理を行う。

 
 

3 吊り足場TYPE-A3参考図

 

 
4 ブラスト用養生設備工図
 
・海側張出床板下の補強主桁を素地調整する際の飛散防止対策にコンパネによる屋根を追加(図5参照)
 

5 張出床版下補強主桁説明図及び屋根設置図

   
〇素地調整方法の変更→(目的)鉛通達1の湿式による作業を行うため
原設計(ブラストによる素地調整1種)では湿潤化にて行うことが困難なため、湿潤化の方法として剥離剤工法を採用した。他の工法としてウォータージェット等が考えられたが回収水に有害物質が含まれるため、回収・処分及び素地調整後の塗装時の湿度等難があったため不採用とした。ただし、剥離剤工法は素地調整2種相当となるため、追加のブラストが必要となる。また、狭隘部やリベット廻りの塗膜を剥離剤工法で全て取り除くことは困難なため、その部分も追加ブラストが必要となる。追加ブラストには循環式エコクリーンブラストを採用することとした。この工法は研掃材に硬質なスチールグリッドを使用することにより回収・再利用し塗膜片のみを処分することができ、作業時の粉塵も減らすことが可能となる。(図6参照)
これらの素地調整で発生する塗膜片は作業場でアスベスト用廃棄袋に入れ、屋根付保管場所にあるドラム缶にて保管を行う。(図7参照)
 
 
6 循環式エコクリーンブラスト説明図
 
7 廃棄物保管用ドラム缶
   
〇環境資機材の設置→(目的)鉛通達1粉塵濃度の低減の実施、鉛通達2適切な集塵機の設置、鉛通達3作業場から粉塵を持ち出さないような措置、鉛通達5保護具の保管場所の確保
 
・負圧集塵機 鉛通達1,2
作業場所を負圧に保つことにより、作業場で発生した粉塵の混ざった空気を外部に漏らさないようにし、さらに作業場所の空気を入れ替えることで粉塵濃度を低下させる。負圧集塵機には1次フィルター、チャコールフィルター、HEPAフィルターが取り付けられており、HEPAフィルターでは0.3μmの粒子を99.97%捕集することができる。(図8参照)
 
・セキュリティルーム+エアシャワー+真空掃除機 鉛通達3,5
作業場所から粉塵を持ち出さないようセキュリティルームを設置し、そこを通過しないと出入りができないようにした。セキュリティルーム内は、着替えを行う更衣室、エアシャワーを設置したシャワー室、汚染された作業着を脱ぐ前室に分かれている。(図9参照)その更衣室にて洗浄した保護具を保管する。またセキュリティルーム内を清掃するために、真空掃除機(負圧集塵機と同様のフィルター付)を準備した。
 
 
8 負圧集塵機
 

9 セキュリティルームイメージ図

   

〇保護具 鉛通達4保護具の着用

鉛通達4に基づき、作業場では電動ファン付呼吸用保護具(10)の着用を行う。

ただし、ブラスト作業時は研掃材の跳ね返りがあるため、頭部全体を保護できる送気マスク(図11)を着用する。

防護服は鉛中毒予防規則第592項に、『作業衣又は労働衛生保護衣類を着用しなければならない。』とあるため、使い捨ての全身化学防護服(図12)を着用する。ただし、ブラスト作業時は研掃材の跳ね返りにより破けるおそれがあるため、ヤッケ(作業衣)を着用する。ヤッケはセキュリティルーム内(前室)で保管する。

   

4.まとめ

 鉛等有害物質を含む塗膜の素地調整を行う場合、3で述べた対策が必要なる。また、本現場のような低濃度PCBを含有する場合は廃棄物を処分できる施設が限られ、なおかつ処分費が高くなってしまう。そのような場合は、廃棄物の量を少なくすることがコスト削減につながり、本現場で採用した剥離剤後の循環式エコクリーンブラスト工法は有効な手段といえる。
表1に従来ブラストと循環式ブラストの費用面での比較結果を示す。各単価は本現場のもの、廃棄物量は理論値とした。循環式ブラストの施工単価は高いが、本現場のようにPCB含み処理費用が高く、施工面積が広い場合には、大幅に費用を抑えられることが解った。
   
5.あとがき
橋梁の長寿命化のためにRc-1系での塗替え塗装はこれからも多くの橋梁で行われていくと思われます。その際に、鉛・PCB等有害物質の対策は避けては通れない問題であり、その対策には多くの費用がかかってしまう。
PCBに関しては、実際に現地調査を行わなければ含有の判断は難しいが、鉛に関しては塗装履歴によって事前にある程度判断がつくと思われる。
しかし、設計段階でその対策費用が計上されていることはなかなか見られず、設計成果を見ても対策が必要とだけ記載されているだけの状態が多くみられる。
今後の課題として、旧塗膜に鉛含有の可能性が高い場合は、事前に対策の検討及び設計への反映をしていただけることを願う。
 

加賀の井酒造酒蔵棟新築工事

加賀の井酒造酒蔵棟新築工事
 
 この工事は、一昨年12月に発生した糸魚川市大火により酒蔵が全焼した老舗「加賀の井酒造」様の再建工事です。
設計概要として、外観は町並みを考慮して「和」をイメージ。
内部は、清潔な環境を保持しやすい構造や、商品への異物混入や錆発生防止を考慮した設計となっております。
また見学通路を設け、復興後のまちの賑わい・潤いのある界隈創出のためにも、糸魚川市が計画している防災公園と繋がりつつ、魅力的な路地空間を創ります。
現場は、市街地の中心にあり、交通量、歩行者が多いため第三者の安全対策を最重点におき、2月末完成に向けて工事関係者一丸となって尽力いたします。
 
 
完成パース
 

姫川港岸壁(-10m)補正ケーソン製作工事

姫川港岸壁(-10m)補正ケーソン製作工事
 
【工事名】姫川港岸壁(-10m)補正ケーソン製作工事
【工事場所】新潟県糸魚川市寺島地内
【工期】平成29年2月3日~平成30年1月10日
【発注者】新潟県糸魚川地域振興局
 
 
本工事は「姫川港改修事業」に伴う、ケーソン4函の製作工事です。
 
主な施工量として、鋼製型枠組立組外しを≒4,700m2、鉄筋を≒150t、コンクリートを≒1,100m3の施工を行います。
※ドルフィンドック工法にて
 
まず【ケーソン】とは…

防波堤などの水中構造物として使用され、あるいは地下構造物を構築する際に用いられるコンクリート製又は鋼製の大型の箱であります。
港湾工事では、波浪や潮流の条件が厳しい場合や海底の支持層が比較的浅い場合によく用いられます。具体的には、ケーソンを沈めて海底に設置し、防波堤や橋梁の基礎とします。あるいは連続的に設置して海底トンネルを構築することもあります。本工事での目的は、『岸壁の土台』です。

※参考までに標準的な断面構造を下記に記します。

   
〇本工事の施工フローを下記に記します。
 ケーソンの高さを4等分(5等分の物もある)に分けてコンクリートを打設します。
 現在は4函のうち2函の1等分を打設完了しました。
 これからの時期は気温が上がる為、ドルフィンドック内はフライパンの如く拷問のような暑さに襲われます。
 そのため、熱中症対策を重点に工事を安全かつ迅速に進めております。
 大型鉄筋構造物且つ高強度コンクリートであることから、「ひび割れ」「美観の確保」
 「高所からの転落事故」等々、難題が多々ありますがスタッフ同士で知恵を出し合い
   優良工事を目指して現在奮闘中であります。
 
 
【工事施工フロー】
 

ラーメンショップ糸魚川青海店新築工事

ラーメンショップ糸魚川青海店新築工事
 
国道8号線沿い 田沢小学校近くの「ラーメンショップ糸魚川青海店」新築工事現場に行ってきました。
 
写真のとおり建て方が完了し、1月末の工期に向けて施工していきます。海岸付近で風雪が強い時期なので災害に注意して無事完成してほしいです。
 
「ラーメンショップ」は、全国チェーン店ですが、店舗によりメニュー、システム、味などが違うそうで、この青海店は上越地域では福橋店、大潟店に続く3店舗目のオープンとなります。
背脂たっぷりこってり豚骨醤油ラーメンが人気ですので、2月にオープンした際は是非食べに行ってみてください! 
※従業員募集中だそうです
 
  
(平成28年12月)
 

白馬Iwatake Apartments改修工事

白馬Iwatake Apartments改修工事
 
長野県白馬村にて施工しておりました「Iwatake Apartments改修工事」が近々引き渡しとのことで、雪がちらつく白馬へ視察に行ってきました。
 
糸魚川とは隣接している白馬村ですが、現場に着くと岩岳スキー場のゲレンデは、一面真っ白な雪で覆われ、こんなにも風景が違うものかと驚きました。
ヘルメットや靴についた水滴を落とさないように改修工事が終わった建物の中に入れてもらいました。
 
内部は、長期滞在型仕様で自炊用のキッチンスペースや共同のリビングルームがありました。
オーナー様が外国の方ということもあり、和洋を調和したとてもおしゃれで素敵な内部となっていました。
1階はレストラン、ビール工房もあるので、スキー以外で来ても楽しめます。
まもなくオープンとなりますので、是非行ってみてください!
 
 
(平成28年12月)
 

店舗新築工事現場視察

店舗新築工事現場視察
 
社内勉強会の一環として、現在施工中の「店舗新築工事」の現場に視察に行ってきました。
当日の作業内容は、鉄骨建て方、外構工事で排水路・埋設配管でした。
 
現場に着くと、みぞれ混じりの悪天候でしたが、広大な敷地の中、大きなクレーンで鉄骨を組み立てる様子は圧巻の一言でした。
工事もまだ序盤で、これからもっとたくさんの作業員、重機が混ざり合い、危険も伴う大変な現場となりますが、無事故無災害で完成して欲しいです。
 
(平成28年11月)
 
 
鉄骨建て方
 
外構工事
 

糸魚川白嶺高校特別教室棟他改修建築工事

糸魚川白嶺高校特別教室棟他改修建築工事
 
【工事名】糸魚川白嶺高校特別教室棟他改修建築工事
【工事場所】新潟県糸魚川市清崎9-1
【工期】平成28年6月9日~11月7日
【発注者】新潟県
【別途工事】電気設備工事:(資)藤巻電業、衛生その他設備工事:㈱井上商会
 
工事は特別教室棟の改修工事で、2期工事に分かれ計画されています。
今年度の1期工事は屋上防水の改修と、5階建校舎の1~3階までの内装改修及び、トイレだけは1~5階までを改修する工事内容になっております。
内部の工事については、もちろん夏休み期間がメインとなり、また各教室の備品移動では学校の教職員・全生徒のご協力をいただきましたが、大型備品の移動には大変苦労しました。
トイレは床・壁共にタイル貼りだったものから、床を塩ビシート、壁はメラミン化粧板貼りに模様替えされ、清潔感のある空間で、休み時間はリフレッシュできることと思います。
 
 
1階男子便所 (着手前)
 
1階男子便所 (竣工)
 
L.L教室 (着手前)
 
L.L教室 (竣工)
   
     屋上防水施工中
 
 
 
 
 
 現在は天気と闘いながら、屋上防水を施工しています。
 きれいになった教室で、より一層学業に励んでいただければ幸いです。
 

I様宅新築工事 竣工

I様宅新築工事 竣工
 

糸魚川市能生地内において8月に着手致しました「I様宅新築工事」が10月に竣工となりました。

 

本物件は木造軸組の「継手」「仕口」部分(アリ・カマ・ホゾ等)をアゴ掛け金具・ホゾパイプなどの金具に置き換え、ボルトとドリフトピンで緊結する金物工法(テックワン)で施工してあります。組立作業効率が向上し木材の加工欠損が少なく耐力が上がるなどの特徴がある工法になります。

   
外観は落ち着いた緑の木目調外壁をベースとし、玄関ドア・サッシ等を白にしアクセントとして統一感を持たせています。
 

内部は白を基調とし無垢調のカラーフロア、カウンター、腰壁など木目を随所に使用し明るく温かみのある印象となりました。家族の集うLDKには置き畳を敷きゆっくりとくつろげる空間となっています。また、階段下・配膳カウンター下などのデットスペースを利用し、各所に収納や作り付け家具を配置し収納が充実した間取りになっています。

 

各室の用途・各収納部の使い方など細かく施主様と打ち合わせし、一部内部仕上げも施主様が手を加えていただき施主様の思いのこもった一件となりました。

 

大野低水護岸外1箇所工事

大野低水護岸外1箇所工事
 
工事場所:新潟県糸魚川市大野地先、須沢地先
工期:平成28年3月15日~平成29年1月10日(進捗率30% 8月末現在)
発注者:北陸地方整備局高田河川国道事務所
 
【工事概要】
 ・法覆(のりおい)護岸工:練石張468㎡、根固めブロック76個 →未着手
 ・付帯道路工(堤防天端舗装):4,450㎡ →施工完了
 
~法覆護岸工の目的~
 本工事箇所の一級河川姫川は、全国屈指の急流河川であり、洪水時の局所的な洗掘が生じやすくなっています。法覆護岸工は、堤防や河岸が流水によって洗掘され、崩壊するのを防止するため、堤防法面に直接施工する護岸施設です。本工事では練石張工(コンクリートやモルタルによって石を接着する工法)が採用されています。また直接堤防を保護するために、単独よりも、床固工とともに用いられることが多く、本工事では根固めブロック工とともに堤防を保護します。
 
~付帯道路工(堤防天端舗装工)の目的~
 昨年の関東・東北豪雨を踏まえた対策として、堤防天端をアスファルトで保護することにより堤防への雨水浸透を抑制するとともに、越水等が発生した場合でも法肩の崩壊進行を遅らせることで決壊までの時間を少しでも延ばすことを目的としています。
 

県営地すべり対策事業 第27-4次工事(谷根広田地区)

県営地すべり対策事業 第27-4次工事(谷根広田地区)
 
地すべり滑落斜面の安定をはかります!
 
当工事は、地すべりによって生じた滑落斜面の崩壊防止として吹付枠工を施工する工事です。
現場は糸魚川市谷根広田地区にあり、幹線用水路の整備やパイプラインの敷設による大規模なほ場整備が行われた場所です。平成27年4月末の融雪期に発生した地すべりによって、水田や農道とともに幹線用水路が被災しました。地すべりの想定土塊量はなんと!数十万m3にも及ぶものでした。
 
 
吹付法枠工の施工面積約4,500㎡
 
斜面最大高約50m、ロープ高所作業により施工します
   
吹付枠工とは?
 
金網型枠とモルタル吹付けによって斜面に連続した枠を作り安定をはかる工法です。また、枠内は緑化し自然環境との調和を大切にします。この工法は大半が高所での作業となりますが、機械化することが難しくロープによって体を保持し人力で施工を行います。
(平成28年8月現在)
【工事場所】新潟県糸魚川市谷根地内
【工期】平成28年3月24日~12月15日
【発注者】新潟県糸魚川地域振興局
 

姫川港岸壁(-10m)ケーソン据付(その1)工事

姫川港岸壁(-10m)ケーソン据付(その1)工事
 
 本工事は、「姫川港改修事業」に伴うケーソン据付工事です。
水中コンクリート(V=418m3)を施し、ケーソンを3函据付ます。
現在陸上にて、水中コンクリートの鋼製型枠組立が完了しております。
水深-10mの箇所へ高さ12mの鋼製型枠を設置し、水中コンクリートを打設します。
大きさは下記にて一目瞭然です。(平成28年6月現在)
 
【工事場所】新潟県糸魚川市寺島地内
【工期】平成27年8月25日~平成28年10月18日
【発注者】新潟県糸魚川地域振興局
 
 
協力会社の仲間たち
 
水中コンクリート及びケーソンの基礎は、捨石材を使用し、上記のように潜水士により平坦に均します
 

姫川港泊地(-10m)土捨工工事

姫川港泊地(-10m)土捨工工事
 
 本工事は、「姫川港改修事業」に伴う発生土の有効利用を行う工事です。
発生土を地元大和川漁港海岸へ陸上運搬し、養浜(※海浜を広げる)を行い海岸侵食対策を行っています。養浜効果だけでなく、地元からは冬季波浪による衝撃及び不安が解消されたとの声も頂いております。我々施工者にとっては、エネルギー源となる大変ありがたいお言葉です。
 
苦労点としては、ダンプトラックの運行経路に小学校及び民家が隣接しているため、公衆災害には細心の注意を払っています。
今後も地元との調整を密に行うことで、トラブルを防止し安全管理に努めてまいります。(平成28年6月現在)
 
【工事場所】新潟県糸魚川市寺島地内
【工期】平成28年3月15日~11月4日
【発注者】新潟県糸魚川地域振興局
 

姫川港泊地(-10m)(構造物撤去)護岸・桟橋撤去工事

姫川港泊地(-10m)(構造物撤去)護岸・桟橋撤去工事
 
既設構造物撤去のための砕岩作業(動画)
(作業場所:新潟県糸魚川市姫川港)
 
   
 本工事は、「姫川港改修事業」に伴う既設構造物の撤去工事です。
海上構造物については、当社船舶の第二翠龍号にて砕岩(※25tほどの鉄の塊を上空より落下させ、構造物を砕く作業)し、グラブバケットにて拾い集めます。
海中部については、目視できず位置の特定が困難なことからGPSを用い施工を行っています。
陸上構造物については、バックホウを用い施工を行います。
通常の土木工事では「創る」が主ですが、本工事は「壊す」が主になります。(平成28年6月現在)
 
【工事場所】新潟県糸魚川市寺島地内
【工期】平成28年3月23日~平成29年1月1日
【発注者】新潟県糸魚川地域振興局
 
 
 
GPS施工管理システム
 
BHによる陸上水中部石材撤去状況
 
コンクリート塊小割状況
 

糸魚川幼稚園改築工事

糸魚川幼稚園改築工事
   

「糸魚川幼稚園改築工事 竣工」

 

昨年8月より工事着手していました「糸魚川幼稚園」が竣工を迎え、先日落成式に参加しました。

園児・先生・保護者・園関係者の方々も参加され、皆様から工事中の苦労を労って頂き困難もありましたが工事に携われたことを嬉しく思います。

 

 工事は8月下旬から既存園舎解体よりスタートして3月初旬完成という厳しいスケジュールの中、「年長さんの卒園式を新しい園舎で行いたい」という先生方や周囲の想いがあり大変なプレッシャーを受けながらも無事竣工することができました。

 

建物の特徴として、外観は既存園舎のイメージを残しつつ和風で落ち着いた色彩となっているなかで、アクセントとして縦ルーバーを設置してより和の印象を強くしています。

 内部は木を仕上げとした暖かみのある空間となっています。特に特徴的な部分として玄関を入ると多目的ホールがあり、園児全員が集合できる広いスペースや2階遊戯室のステージは市民会館にも負けない設備が設置されています。幼保連携型認定こども園となり乳児にも対応した部屋もあります。その他、各所遊びやすさや安全面も配慮した造りとなっています。

 

 大変困難な工事でしたが、近隣の皆さまや工事に携わった方々には多大な御協力を頂き遅れることなく竣工に至り本当にありがとうございました。

 

(平成28年3月完成)

 

ホンダカーズ糸魚川 糸魚川店新築工事

ホンダカーズ糸魚川 糸魚川店新築工事
   
※鉄骨建て方完了時
国道8号線沿いの北陸自動車様敷地内に、鉄骨平屋建てのホンダショールームを新築しました。
 
外観は、ホンダカラーである白と赤を基調とし、外部に新車を多く並べられるように屋外展示場を広くしました。この建物のシンボルである赤い柱が立ち並び、国道沿いでも目を引きます。
内観は、白色のクロスに木目のクロスや床材を使用し、温かみのある感じに仕上がりました。
 
この場所は、海や川に近いため海からの北風や谷風として吹く南風が強く、建設中はこの風に悩まされました。また国道沿いということもあり、特に公衆災害に注意し無事完成となりました。(H27.12月完成)
 

歌高架橋下部その6工事

歌高架橋下部その6工事
 
(平成27年高田河川国道事務所 工事安全対策協議会技術研究発表会奨励賞)
【工事名】歌高架橋下部その6工事
【工事場所】新潟県糸魚川市歌地先
【工期】平成27年3月31日~平成28年3月30日
【発注者】北陸地方整備局 高田河川国道事務所
 
<完成>
歌高架橋下部その6工事は、国道8号 歌高架橋掛替事業のうち橋脚2基の新設工事です。橋脚は橋の中間に設置される下部構造で、上部構造(車両や人が通る部分)を支え荷重を地盤に伝達する役目を持ちます。
橋脚の施工は基礎を作るところから始まりますが、今回の現場は日本海のそばであるため、掘削の際に海水が入ってこないよう、薬液注入を行い基礎の周りに遮水壁を造ります。完了後、基礎工事へと進みます。
   
基礎にはさまざまな種類がありますが、本工事では深礎杭が採用されています。深礎杭は、現在施工されている場所打ち杭の中では最も歴史が古く、掘削を人力+機械、土留めを直径6mの鋼製ライナープレートで行い深さ15~16m(地表から)まで掘り下げます。その後、鉄筋組立・コンクリート打設を行い、基礎の完成です。
   
基礎が完成した後、躯体工事として鉄筋組立→型枠組立→コンクリート打設を繰り返し行っていきます。
鉄筋にはエポキシ鉄筋と呼ばれる塩害に強いものを使用します。
   
今回のような下部工の工事は、橋が完成してしまうと、車で走っても解らないような地味な工事です。しかし、橋に限らず何事もそうですが”土台”がしっかりしていないと、上に載っているものも機能を発揮することができません。そんな一見地味ですが、縁の下の力持ち的な”土台”の工事に携われたことを誇りを思います。
 

橋脚の耐震補強を行いました。

橋脚の耐震補強を行いました。
 
【工事名】洞川橋耐震補強その2工事
【工事場所】新潟県糸魚川市歌地内
【工期】平成27年3月25日 ~ 平成28年3月28日
【発注者】北陸地方整備局 高田河川国道事務所
 
 洞川橋は新潟市から京都へ至る日本海側の主要幹線道路である国道8号にかかる橋梁です。
1995年に発生した阪神淡路大震災の甚大な被害を契機に、耐震基準が大きく改正されました。しかし、1995年以前に建設された橋梁に関しては現在の基準に比べ耐震性の低い橋梁が多く存在します。
この橋梁は昭和42年(1967年)に供用を開始した橋長114m、3径間の橋梁です。この工事では目標の耐震性能を確保するため、橋脚に対して鉄筋コンクリートで耐震補強を実施しました。
柱部は円すい型の既設橋脚を厚さ25㎝鉄筋コンクリートで増し厚するため、円すい型の型枠を製作する必要があり、現地での測定には苦労しました…。
 
 
地中部分も補強するため掘削しています
 
既設橋脚の鉄筋と新しい鉄筋を接続します
   
土木工事のイメージといえば「新しい構造物を造る」少なくとも入社する前の私はそう思っていました。この工事の様に既存の構造物を補修補強して長く使うことは大切な事だと思います。
コンクリート構造物は残念ながら半永久ではなく、少しずつ経年劣化していくことは避けては通れません。但し、適切な処置や補修補強して延命化をすることは可能です。さらに、新設時の丁寧な施工による耐久性の向上を図ることも可能です。
今後も丁寧な施工を心がけ長く使い続けられるものを造りたいと思っています。
 

中宿海岸災害復旧工事

中宿海岸災害復旧工事
 
【工事名】中宿地区海岸 26災海岸災害復旧(離岸堤その1)工事
【工事場所】新潟県糸魚川市中宿地内
【工期】平成27年5月20日~平成28年1月14日
【発注者】新潟県糸魚川地域振興局
   
≪若さみなぎる新卒者の方々へのメッセージ≫
今私達のまわりではNGT48、Negicco、ケミカル⇄リアクションなど県内を拠点とするアイドルユニットが新潟県内を活気づけています。いずれも若さを売りにし若さゆえにできることであります。つまり「若さなくして、盛況あらず」といった感でしょうか。それほど若さには魅力と期待があります。建設業とでは畑違いではありますが、セオリーは同じです。我が社にとっても若さは「宝」であり「希望」であります。建設業界のアイドルとして、ぜひともあなたの若さと熱意を我が社に預け、私達と共に建設業界を盛り上げ活気づけていきましょう。
我が社の職場環境は、「とにかく明るい谷村です」{安村ではございません}
また、ドボジョ(土木女子)の方々も大歓迎です。我が社の現場にを咲かせて下さい
☆心より御待ちしています☆
 

西中糸魚川線開通!

西中糸魚川線開通!
 
【工事名】3・4・4.中央大通り線総合交付金(街路)道路改良その2工事
【工事場所】新潟県糸魚川市上刈地内
【工期】平成26年3月3日~平成27年2月16日
【発注者】新潟県糸魚川地域振興局
   
平成26年12月14日に糸魚川市上刈地内「西中糸魚川線(旧中央大通り線)」が開通致しました。
着工よりわずか半年ほどしかない期間でしたが、無事開通に至るまでの経緯を少し紹介させていただきます。
当年度は北陸新幹線開業に向け、駅周辺整備並びにそれに伴うインフラ事業の最盛期でありました。本工事業は糸魚川駅前より繋がる市内主要部へのアクセス並びに、近県を含め広域範囲から新幹線駅へアクセスする為の幹線道路の建設として、新潟県における主要建設プロジェクトの一つとなっておりました。
   
まずは道路としての土台創りのため、補強土壁(アデムウォール)という工法にて土の構造体を構築します。
土の摩擦及び透水性確保の為、適宜それぞれの効果を得られるマットを挿入していきます。
土台が完成した後、側溝・縁石など排水用構造物、転落防止用の柵の設置、冬期間の融雪用消雪パイプ等、地域の皆様が「安全に・快適に」通行できる為の整備を施します。
 
 
盛土転圧
 
アデム設置
 
補強土壁完成
 
側溝据付
 
消雪パイプ設置
   
細部に及ぶまで、発注者と一丸となって地域の為に汗を流します。
 

自分の担当した区間を車で通行してみると、わずか数秒間での通過でした・・・が、そこには私にとって数ヶ月に及ぶ知恵と工夫を凝らせた成果を詰込ませていただきました。

土木技術者として、まさに地図に残る仕事に携われた事を大変誇りに思うとともに、これからも地域の皆様の安全・快適な暮らしの為に自己研鑽に励みたいと思います。

 

 
フォーム
 
糸魚川市民会館リニューアル工事竣工!!
2015-03-31
  平成25年9月より改修工事の為、閉館しておりました糸魚川市民会館ですが平成27年3月より、ようやくリニューアルオープンを迎えることが出来ました。

  工事は猪又建設(株)様との共同企業体と、電気工事:田辺工業(株)様、機械設備工事:(株)井上商会様、舞台機械工事:(株)博電舎様の合計4 社での施工を行いました。

  建設工事として新たに耐震補強の工事をし、建物の西側には舞台とつながりのある練習室棟を増築し、今まで以上に使い勝手が良くなりました。
客席は音響設備を充実させる為、天井形状をやり替える工事、椅子も新設し広さが増し座り心地が良くなりました。内装は今までの内装材を全て撤去し、新しいものに新設し耐震補強の鉄骨ブレースもデザインとして見せ一体感のある仕上がりになっております。外観も改修前の白色から市役所の 同系色に塗り替え、一層糸魚川の景観に映えるようになりました。

  今後の予定として4月4日に吉本新喜劇のバラエティーショー、5月10日にNHKのど自慢大会等イベントもありますので是非この機会にリニューア ルした糸魚川市民会館を体感してみてください。

工事概要:
・耐震改修…鉄骨鉄筋コンクリート造 地下1階 地上3階建
   建築面積2,453m2
   延床面積4,071m2
・増築…鉄筋コンクリート造 地上1階建
   建築面積209m2
延床面積150m2
用途:集会場
工期:平成25年9月18日~平成27年2月3日
発注:糸魚川市
設計・監理:細貝建築事務所
施工:谷村・猪又特定共同企業体
 
糸魚川市斎場建築工事 竣工
2012-03-26
  平成22年9月末より糸魚川市様発注の「新斎場」が平成24年2月29日に完成引渡しをさせていただきました。

  ㈱カネタ建設様と共同企業体で施工して参りました鉄筋コンクリート造りの平屋建物ですが、平面的に屋根がたくさんあり凸凹していて高さも3階建てなみで施工計画に関し建築の技術が最大限試される工事となりました。

  その甲斐があって外壁はタイル貼りと杉板コンクリートで内部は随所に天然石を使い高級感あふれる仕様で葬送の場として求められる厳粛で静ひつな施設へと生まれ変わりました。

  新斎場は火葬部門と待合部門並びに管理部門で構成されており各部門の施設は葬送行為が滞りなく執り行われる様に合理的で分かりやすい配置となっております。

  使用開始につきましては建設工事の他、外構等の工事が今後進められ5月となる予定です。

写真上:告別室
写真中:収骨室
写真下:待合和室
 
大野護岸その5工事
2012-03-26
工事完成しました

姫川の大野地区において施工させていただいておりました、大野護岸その5工事を完成いたしました。

姫川大野地区は、右岸側に蛇行した可動の水衝部であり、河床変動、洗堀の常襲地帯です。本工事は護岸の根継(既設の護岸の下にさらに護岸を継ぎ足す)をおこない、根固ブロックを設置することにより、護岸の洗堀・浸食を防止する工事でした。(1枚目の写真参照)

8月からブロックの製作を開始して、10月から護岸の掘削を行いました。大雨で川が増水して現場が水没してしまい、数日間現場が施工不可能になることがありましたが、被害を受けることなく工事を再開することができました。

12月は護岸工(石張工:いしばりこう)を施工しました。今冬は12月から雪が積もり、除雪をしながらの施工になりました。石張工は約40cmの石を人力で(いまどき!)並べて、石と石の間をコンクリートで固めます。昔ながらの原始的な工法ですが、増水に対する強度は強いそうです。河川内の自然の石を使うので、石の形がバラバラで並べるのが難しいため、職人の技術が出来栄え・品質を大きく左右します。(2枚目の写真参照)

1~2月は根固ブロックを設置して、埋め戻して完了となりました。大雪のため、除雪をしながらの施工で大変でしたが、無事に工事を完了することができました。(3枚目の写真参照 この写真は埋め戻し前です)

地域の皆さまの防災・安全なくらしに少しでもお役に立てたと思うと、土木技術者として誇りに思います。
<<株式会社 谷村建設>> 〒941-0058 新潟県糸魚川市寺町1-6-35 TEL:025-552-1800 FAX:025-552-7876