研究所だより
毎年恒例、研究所紹介(2)あやしい研究員の仕事
2026-03-31
- 初代研究員
実は私は二代目の研究員です。この研究所には初代の研究員がおられました。この方を「初代研究員」とさせていただきます。
初代研究員は、前回ご紹介した新潟大学助教授の上宮先生とのご縁で、新潟大学農学部園芸学を専攻し修士を修了された後、こちらに配属されました。
初代研究員は、ササユリ外植体からの無菌培養、馴化に成功し、開花にも成功しました。
その他、絶滅種「タモトユリ」や「サクユリ」の種苗を確保する等、当時は流通していましたが今となっては入手不可能となった種苗の確保に努められています。
残念ながら新潟大学に戻り、博士課程に進み、そのまま退職されました。初代研究員がいなければ現在の研究所は存在しません。
2.二代目研究員(あやしい研究員)
平成14年からこの研究所に配属となりました。主に国内原種ユリの継代培養、屋外栽培等を行っており、在来種「びんの豆」等地元の伝統野菜の保存等も行っています。
初代研究員の研究の結果、無菌状態でのササユリの増殖には成功しましたが、屋外での馴化後の栽培技術が確立されていませんでした。私は主にこちらの技術開発を行いました。
並行して、保存されている希少なユリの馴化、開花誘導、栽培技術の開発を行い、オトメユリ、サクユリ、タモトユリ等の珍しい原種ユリの維持にも努め、成功しています。
画像は左から、ササユリ、オトメユリ、イワユリ、タモトユリ、サクユリです。いずれも原種ユリで、貴重な遺伝資源です。研究所ではこれらの保存、維持に取り組んでいます。

